こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
私がブログを始めて1年半。
これまで渾身の記事を70記事以上書いてきました。
その結果、累計で5桁を達成することができました。
ブログを書く際、「量」と「質」どちらを優先すべきか、この疑問は多くのブロガーが必ず直面する課題です。
「ブログ初心者は100記事書こう」とよく言われますが、一方で「一本一本、全力で質の高い記事を書きましょう」との声も。
どちらの意見が正しいのか、本当に困ってしまいますよね。
本記事では、60本以上の記事を書いた私の経験を踏まえ、どちらに重点を置くべきかを解説します。
この記事を読めば、ブログの質と量のバランスをどうとるべきか、明確な答えが見つかりますよ!
それでは、さっそく始めましょう。
ブログの『量』と『質』の定義
まず最初にブログの「量」と「質」の意味を正しく知っておくことが大事です。
意味を知らずにどちらが大事かを考えること自体意味がないからです。
ブログの『量』とは記事の本数のこと
まずはブログの「量」についてです。
でも、記事の文字数も「量」と言えそうですよね。
しかし、1記事当たりの文字数はブログの「量」からは外して考えるべきです。
理由は記事の内容により文字数はだいたい決まってくるからです。
たとえば「日本一高い山」「日本の人口」のように検索意図が単純で答えがはっきりしているものは文字数は少なくても問題ありません。
逆に文字数が多すぎると答えを探すのに時間がかかり、読者は記事から離脱してしまいます。
このように記事の内容により最適な文字数はある程度決まるので、文字数は「量」から外して考えればいいのです。
ということで、この記事におけるブログの「量」とは、ブログの記事数であると定義して解説を進めます。
ブログの『質』は読者が判断する
ブログの「量」の次はブログの「質」に関してです。
たとえブロガーが質が高いと思って投稿しても、読者が読んで満足できない記事は有益な記事とはいえないからです。
ブロガーの中には
- 1記事で1万文字以上書いたから質の高い記事であるはず…
- 1記事を書くのに20時間以上かけたのだから質が高いはず…
と考える人がたくさんいます。
しかし、1記事にかけた時間や1記事の文字数は、執筆するブロガー側の都合であって読者にとってはどうでもいいこと。
読者にとって大事なのは、記事を読むことで自分が抱える問題点や悩みが解決できるかどうかという一点につきます。
要するに、「質」の高い記事とは読者の抱える問題点や悩みなどへの解決策を提示して、読者に満足感を持ってもらえる記事のことをいいます。
「質」の高い記事を書くためには読者サイドの視点が大事なんです
ブログ記事の「質」の評価方法
それでは、「読者が満足したかどうか」をどのように把握すればよいでしょう。
そこで活躍するのが各種のブログツールです。
【ブログの質の評価に使えるツール】
- Googleサーチコンソール
- Googleアナリティクス
- 検索順位チェックツール(GRCなど)
これらのツールを導入して
- PV率(何人に読まれたか)
- 滞在時間(どのくらいじっくり読まれたか)
- 検索順位(競合する記事より優れているか)
を確認して読者の満足度を確認しましょう。
これらの数値をウオッチしていくと「改善点」を見つけることも可能です。
ブログでは量と質どちらが大事?
ブログの「量」「質」の定義は見てきた通りです。
それではどちらを優先すべきでしょうか?
ブログでは量も質も重要
ブログで重視すべきは「量」「質」の両方です。
読者の立場で考えてみましょう。
私が読むならば質の高い記事が豊富にそろっているブログが読みたいと思います。
なぜなら専門性も高く信頼できそうだからです。
あなたも選ぶとしたら、同様に質の高い記事が豊富にそろっているブログを選ぶでしょう。
要するにブログでは「量」「質」ともに重視するべきだということです。
Googleは質を重視
一方、Googleが何と言っているかを見てみましょう。
Google の自動ランキング システムは、検索エンジンでのランキングを上げることではなく、ユーザーにメリットをもたらすことを主な目的として作成された、有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載できるように設計されています。
引用:有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成
Googleは「読者が知りたい情報を、経験に基づいてわかりやすく網羅した記事」を求めています。
要するに、Googleは量よりも質を重要視しているということです。
とはいえ、記事の量が多ければ多いほど読者の悩みや疑問を幅広く解消できます。
そのような意味では、質と量がバランスよく両立している状態が望ましいと言えます。
初心者は量をこなしましょう
とは言え、ブログ初心者がブログの量も質も同時に求めるのには無理があります。
そこで、ブログ初心者はまずは記事数を増やすことに注力しましょう。
記事数を増やすことで以下のような効果があるからです。
- キーワード選定のやり方がわかる
- Webライティングスキルが身につく
- ブログがGoogleから認識され始める
量をこなすことで、ブログ運営に必要なスキルやライティング力を学ぶことができるわけです。
もちろん、適当な記事だと増やせば増やすほど逆効果になってしまうので、記事数を増やすといっても、執筆時点での全力を出して記事を書くべきであることは言うまでもありません。
初心者にとって最も大切なことは、量をこなしつつその時にできる最大限の質を求めることです。
このように、ブログ初心者には「記事数を増やしながら記事の質を上げていく」という方法が最もおすすめです。
ブログ作業を習慣化するコツ
前述の通りブログ初心者は記事数を増やすことに注力すべきですが、記事数を増やすためには作業時間の確保が必要になります。
作業時間を捻出するにはブログ作業を毎日の生活の中に組み込んで習慣化してしまうことが最も効果的です。
そこでここでは、ブログ初心者がブログの作業を習慣化するためのコツについて解説します。
【ブログ作業を習慣化するコツ】
以下に深掘りします。
作業する時間を決めておく
一つ目のコツは、毎日のブログ作業をする時間を決めておくということです。
「時間ができたら作業しよう」と思っていると、なかなかできません。
たとえば、
- 「朝5時に起きて1時間ブログ作業をする」
- 「夕食が終わったら2時間ブログ作業をする」
と決めておけば、毎日の生活の中で無理なく作業が行え、習慣化しやすくなります。
このようにルールを決めておけば、「今日はやる気が起きないので明日にしよう」と後回しにすることもなくなるのでおすすめです。
毎日作業を続ける
二つ目のコツは、短い時間でいいので必ず毎日作業を続けることです。
最初から長時間ブログ作業を確保しようとしても本業が忙しくてまとまった時間を確保できず挫折してしまう人が多くいるからです。
しかし短時間(たとえば30分)であれば、本業が忙しい人でも毎日ブログの作業を継続することは可能です。
そして毎日のブログ作業が定着してきたら、時間を少しずつ増やしていきましょう。
根気強くこれを続ければ、ブログ作業の習慣化はできるはずです。
スキマ時間を活用する
習慣化するための最後のコツは、スキマ時間を活用してブログ作業をすることです。
日常生活を振り返ってみるとスキマ時間は結構あります。
たとえば
- 通勤時間
- お昼休憩
- 待ち時間
今はこれらのスキマ時間に動画を見たりゲームをして時間を使っているのではないでしょうか?
この時間をブログの作業に置き換えることを考えましょう。
たとえば、以下のようにブログ作業を組み込んでしまいましょう。
- 通勤時間にブログの本を読んで勉強する
- お昼休憩にはブログのネタと考える
ちょっとした時間でも積み上げると大きな時間となるので、活用しない手はありませんね。
ブログ記事の質を高める8つのコツ
ここからは初心者ブロガーが記事の品質を上げるための具体的なコツをご紹介します。
以下で順にみていきましょう。
1.特化ブログを運営する
ブログの質を高めるためには雑記ブログ(※1)ではなく特化ブログ(※2)を運営することが効果的です。
複数のジャンルに関する記事を書くブログのこと
雑記ブログは複数のジャンルの記事を書くため専門性が低くなりがちです。そのため読者が満足できるような質の高い記事を書くのが難しいと言えます。
特定のジャンルに絞って書くブログのこと
一方、特化ブログは、特定のジャンルに特化して記事を書くため
- 専門性が高くなり、読者からの信頼を得やすくなる
- 関連性のある記事が多くなる
- 専門的な情報が網羅される
といった理由で、読者が満足できる質の高い記事を書くことができます。
また、特化するジャンルもできるだけ範囲を絞り込むと専門性も深くなり読者の満足度も高めやすくなります。
たとえば「料理」のジャンルに特化する場合「中華」「イタリアン」「フレンチ」などに絞るといった具合です。
このようにブログの質を高めるためには、雑記ブログではなく特化ブログを運営しましょう。
雑記ブログと特化ブログについては、雑記ブログと特化ブログはどちらで始めるべき?メリット・デメリットを踏まえて解説で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
2.「適切な」キーワード選定をする
ブログの質を上げるため、「適切な」キーワード選定をしてブログ記事を書くようにしましょう。
ここで言う「適切な」とは以下の内容をいいます。
キーワード選定に関しては、【初心者向け】SEOキーワード選定のやり方7つの手順【選ぶコツも解説】で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
現在のブログのレベルに見合った検索ボリュームのキーワード
キーワードには検索ボリュームがあり、自分のブログに見合った検索ボリュームのキーワードを選びましょう。
- 検索ボリュームが小さければ上位表示できてもPV数が少なくなります。
- また、逆に検索ボリュームが大きいと、競合が多くSEO難度も高くなるからです。
そこで、自分のブログのレベルに合致した検索ボリュームのキーワードを選ぶ必要が出てきます。
YMYLジャンルを避けたキーワード
また、YLYMジャンル(※)を避けるようにすることも必須です。
「Your Money or Your Life」の頭文字を取った言葉で、人の将来の幸福や人生に大きく影響を与えるジャンルのことをいいます。
YMYLジャンルの記事についてはGoogleが厳しく評価するので、専門性・信頼性が低い個人ブログは上位表示が難しくなります。
なので、専門性・信頼性が低い個人ブロガーは、できる限りYMYL分野は避けてキーワード選定をしましょう。
YMYLジャンルについては、【ブログアフィリエイトジャンル13選】ジャンルを決める手順も説明で詳しく説明していますのでぜひ参考にしてみてください。
3.検索意図を解決できる記事を書く
質の高い記事を書くために、読者の検索意図(※)を解決できる記事を書きましょう。
なぜなら、読者の検索意図を正確にくみ取り、検索意図を解決できる記事を書くことができれば読者は満足するからです。
読者が検索エンジンで検索した際に、そのキーワードを入力した目的(悩み・問題・欲求)のことをいいます。
では、どのように検索意図をくみ取ればいいのでしょうか?
検索意図を探る方法はいくつかあります。
関連キーワード調査
検索意図を探る最も効果的なのがサジェストワード(※1)や再検索ワード(※2)などの関連キーワードを調査することです。
検索エンジンの検索窓に入力した際に候補として表示されるキーワードのこと。
検索結果に表示されたサイトに訪問した後に、求めていた情報がなかったなどの理由で離脱し、再度検索した際のキーワード。Googleでキーワードを検索した際に表示される「関連する質問」という項目に表示される
サジェストキーワードや再検索ワードのような関連キーワードは、多くのユーザーが検索したキーワードや元になったキーワードと関連性の高いキーワードが表示されるため検索意図が反映される可能性が高くなります。
このように関連キーワードを調査すると検索意図を把握するのに役立ちます。
検索上位記事の調査
検索意図を探る方法の2つ目は検索上位に表示されている記事を分析することです。
検索エンジンが上位に表示している記事は、キーワードの検索意図を汲んでいて読者の役に立つ記事だと評価しているからです。
従って上位表示されている記事のタイトル、見出し、構成、ボリュームなどを分析すれば検索意図が把握できるということです。
このように上位表示されている記事は検索意図の把握に役に立つと言えます。
4.記事に「一次情報」を含める
ブログの品質を高めるコツは、あなたが独自に取得した一次情報(※)を記事に含めることです。
自分自身が直接体験、または調査や実験をすることで得られた情報を言います。一次情報の取得には時間と労力がかかることから情報の価値は高くなります。
オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。
引用:日本語検索の品質向上にむけて|Google 検索セントラル ブログ|Google Developers
上記の通りGoogleは、独自性のある記事の品質を高く評価しており検索順位でも上位に表示すると明言しています。
検索エンジンは、すでに世の中にあふれている同様の情報ならば上位に表示する価値はないと判断しており、独自性のある一次情報を評価したいと考えているわけです。
このように、独自性のある一次情報を記事に盛り込むことが検索エンジンに高く評価されるコツです。
5.関連する記事に内部リンクを設置する
ブログ記事の質を高めるため、関連する記事同士で内部リンクを設置しましょう。
【内部リンクを設置するメリット】
- 読者が関連情報を見つけやすくなる
- 読者がより詳しい情報を参照できて理解が深まる
- 検索エンジンのクローラーが巡回しやすくなる
内部リンクを設置すると、読者が関連した情報を見つけやすくなるため読者の満足度がより高くなります。
また、クローラー巡回を通じて検索エンジンに情報を早く伝えることができるので、検索順位へも好影響を与えます。
ただし、やみくもに内部リンクを設置するのは逆効果になってしまいます。
というわけで、ブログ記事の質を高めるため関連性の高い記事同士で内部リンクを設置するようにしましょう。
6.投稿済みの記事をリライトする
ブログ記事の質を高めるためには、投稿済みの記事も定期的にリライトしましょう。
記事は投稿後しばらくたって読み返してみると、以下のような改善点が見えてくることが多いからです。
- 文章が分かりにくい
- 検索意図を汲みとりきれていない
- 最新の情報が反映されていない
これらの改善点をリライトで修正すれば、より読者が満足できる記事にすることができます。
たとえば、テクノロジー関連の記事では、新しい製品のリリースや業界のトレンドをリライトで追加することで記事の鮮度と有用性を保つことが可能になります。
このように、投稿済みの記事を定期的にリライトすることで記事の質を高めることができます。
なお、リライトのやり方については、【SEOに効果】ブログ記事のリライトのやり方!注意点やタイミングも解説で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
7.積極的にPREP 法を使う
ブログ記事の質を高めるためにはPREP法を使うと効果的です。
PREP法とは
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(再度結論)
の頭文字を取った文章構成のフレームワークです。
PREP法を使うことで、読者に分かりやすく印書に残りやすい文章を書くことができます。
たとえば、以下の文章をPREP法を使って書き直すと説得力のある文章になります。
【PREP法なしの場合】
「新しいiPhoneを買ったけど、とてもいい。機能も充実しているしデザインもかっこいい」
【PREP法を使った場合】
★Point(結論)
新しく買ったiPhoneをとても気に入っています。
★Reason(理由)
カメラの性能、バッテリーの持ち、デザインが前のモデルに比べてレベルアップしているからです。
★Example (具体例)
カメラは暗い場所でもきれいに撮れるようになりました。バッテリーの持ちは1日使っても半分しか減りません。デザインもシンプルで飽きがこないものになりました。
★Point(再度結論)
総合的に見て、新しいiPhoneは満足感の高い携帯です。
PREP法を活用することで読者はブログ記事を理解しやすくなります。
特に具体的な例を取り上げることでスムーズに文章を理解でき、読者の関心を引き続けることができます。
積極的にPREP 法を使い質の高い記事を書きましょう。
結論を文章の頭にもってくると、読者の興味を引くことができますよ!
PREP法については、PREP法は「スピーディー」に「説得力のある文章」を書くためのフレームワークで詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
8.「新しい文章力の教室」を何度も読む
質の高い記事を書くためには「新しい文章力の教室」を何度も読み返すこともおすすめです。
「新しい文章力の教室」はSEOで有名な「バズ部」 が推奨する本で、多くのプロアフィリエイターも推奨しています。(たとえばこまめさん)
Webサイトで良い文章とはどんな文章でしょうか?
「新しい文章力の教室」では最後まで読んでもらえる文章(完読される文章)が良い文章だと定義しています。
読者に興味を持たせ、有益な情報を与えて完読してもらえるような文書を書くための秘訣が77個のテーマでまとめられています。
「新しい文章力の教室」を何度も読んで、読者に完読してもらえる記事を書けるようになりましょう。
ブログの量と質はどちらも重視しよう!
今回はブログの『質』と『量』どちらを優先すべきかについて解説しました。
とはいえ、ブログ初心者にとって『質』と『量』の両方を追い求めるのは困難です。
なのでブログ初心者はまずは『量』を追求します。
ブログ初心者は『量』を追求する中で『質』の向上を狙えるスキルを習得していき、少しずつ『質』の向上を狙いましょう。
具体的なブログの質を上げる8つのコツは以下のとおりです。
ブログの質と量にこだわれば、PV数も確実に伸びていきます。
今回ご紹介した内容を参考に良質な記事を増やしていきましょう。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。