【PC・スマホ】メタマスクのスワップ方法&できない時の対処法を解説!

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今回はメタマスクでスワップする手順とスワップできない時の対処法をご紹介します。

この記事を読んで実践すれば、メタマスクで簡単に暗号資産やトークンをスワップすることができますよ。

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目次

MetaMask(メタマスク)のスワップとは?

メタマスクでは2020年10月から暗号資産をスワップできるようになりました。

それまでは、

  • 暗号資産取引所に送金
  • 暗号資産取引所でスワップ
  • 暗号資産取引所からメタマスクへ送金

というステップを踏む必要がありましたが、メタマスクの中でスワップが完結できるわけです。

スワップとは?

そもそも「スワップ」とは何かについて、まず簡単に説明しましょう。

スワップとは、一言で言えば「通貨の交換」のようなものです。

例えば、日本円をアメリカドルに交換するのと同じように、メタマスクではETHをUSDTに交換したり、他のさまざまなトークンと交換したりすることができます。

メタマスクのスワップの特徴

メタマスクでは、メタマスクが直接暗号資産のスワップを行っているわけではありません。

メタマスクは複数のDEX(※)やDEXアグリゲーター(※)から見積価格を取り、その中から一番ユーザーに有利になる方法でスワップを行います。

メタマスク スワップ
※DEX、DEXアグリゲーターとは・・・

DEXとは、中央の管理者がいない取引所のことです。ユーザーは自分のウォレットから直接トークンを取引でき、取引は自動的に行われます。
一方、DEXアグリゲーターは、複数のDEXから最適な価格を探し出して、ユーザーに最も有利な取引条件を提供するサービスのことを指します。

以下はメタマスクのスワップが対応してる主なブロックチェーンです。

  • イーサリアム(ETH)
  • BNBチェーン(BNB)
  • アバランチ(AVAX)
  • ポリゴン(MATIC)
  • オプティミズム(OP)
  • アービトラム(ARB)

たとえば、イーサリアムチェーンのETHと交換できるトークンは数多くありますが、代表的なものは以下の通りです。

  • UDST(ステーブルコインで、米ドルと連動して価値が維持される)
  • USDC(USDT同様に米ドルと連動するステーブルコイン)
  • WBTC(ビットコインをイーサリアム上で扱えるようにしたトークン)
  • MATIC(Polygonネットワークのネイティブトークンだが、イーサリアム上でも取引可能)
※テーブルコインとは・・・

ステーブルコインは、米ドルなどの法定通貨に価値が連動する暗号資産です。価格の安定性が特徴で、暗号資産市場の激しい変動を避けたい場合や、取引や決済に広く利用されています。

メタマスクでスワップするメリット

メタマスクのスワップ機能には以下のようなメリットがあります。

以下に深掘りします。

簡単にスワップできる

メタマスクでスワップする最大のメリットは、その簡単さにあります。

たとえばメタマスクに入っている暗号資産を暗号資産取引所でスワップする場合、次のような手順を踏まなければなりません。

  1. メタマスクから取引所へ暗号資産を送金
  2. 取引所で暗号資産をスワップ
  3. スワップした暗号資産をメタマスクへ送金

この手順は非常に手間がかかりますし、送金先のアドレスを間違えてしまうと、暗号資産が二度と戻ってこないリスクもあります。

一方、メタマスク内でスワップを行う場合、取引所への送金が不要なため、非常にスムーズで安全です。

全ての操作がメタマスク内で完結するため、操作ミスのリスクも減り、初心者でも安心して利用できます。

ガス代を節約できる

メタマスクでスワップする際のメリットの2つ目は、ガス代(※)が1回で済むことです。

※ガス代とは・・・

ガス代は、暗号資産の取引やスワップを行う際に支払う手数料です。これは、取引を処理するマイナーへの報酬となります。簡単に言えば、ガス代は「取引を進めるための燃料代」のようなものです。

通常、暗号資産を送金するたびにガス代が発生します。

そのため、取引所でスワップを行うと、往復の送金に対して2回分のガス代がかかることになります。

さらに、ネットワークが混雑していると、ガス代が高くなるため注意が必要です。

ただし、メタマスクでスワップを行うと、送金が不要なためガス代を節約できますが、メタマスク独自の手数料が発生する点には注意しましょう。

トラベルルールの影響を受けない

暗号資産取引所からメタマスクへ送金する場合「トラベルルール」(※)の影響を受けます。

※トラベルルールとは・・・

トラベルルールとは、暗号資産の取引に関して、金融機関や暗号資産取引所などの事業者が、取引に関する特定の情報を送受信者の間で共有することを求める規制です。
このルールは、資金洗浄やテロ資金供与などの違法行為を防止するために設けられています。

一方、メタマスクでスワップする場合にはトラベルルールの影響を受けないので、短時間でスワップできます。

メタマスクでスワップするデメリット

メタマスクでのスワップは簡単であるものの、以下のようなデメリットもあります。

メタマスクにも手数料を払う必要がある

メタマスクのスワップ機能は便利ですが、ガス代以外にメタマスク独自の手数料が必要な点がデメリットです。

具体的には、スワップ取引の際に取引額の0.875%の手数料が必要になります。

また、ネットワークを使うためのガス代も別途必要です。

このため小額の取引や頻繁にスワップを行う場合には、コストが大きくなりがちです。

メタマスクでスワップを行う際は、これらの手数料を十分に考慮した上で取引を行うことが必要になります。

場合によっては、DEX等を利用することも検討しましょう。

異なるブロックチェーン間だと手間とコストがかかる

異なるブロックチェーン間のスワップは手間とコストがかかります。

メタマスクは同一ブロックチェーン内の仮想通貨のスワップには対応しています。

しかし、異なるブロックチェーン間でスワップを行う場合は、ブロックチェーン間の送金(ブリッジ)が必要になります。

これにより手順が増え、追加の手数料も発生するため、手間とコストが増加してしまいます。

場合によっては、複数のブロックチェーンに対応した取引所を利用することも検討しましょう。

【PC】メタマスクでスワップする手順

まずはPCでスワップする手順について図解します。

※スマホでスワップしたいかたは、【スマホ】メタマスクでスワップする手順へスキップしてください。

順番に見ていきましょう。

1.スワップ画面を開く

画面右の「拡張機能」マークをクリックして「メタマスク」を選択します。

拡張機能からメタマスクを選択

パスワードを入力して「ロック解除」をクリックしましょう。

メタマスクが開く

スワップ」をクリックします。

スワップをクリック

スワップ画面が開きました。

スワップ画面が開く

2.スワップしたいトークンを選ぶ

スワップ元が今回スワップする「ETH」になっていることを確認。

スワップ元のトークンを確認

トークンを…」をクリックしましょう。

トークンを…をクリック

スワップで入手したいトークンを選びます。今回は「MATIC」を選びます。

スワップしたいトークンを選ぶ

これでスワップ先のトークンの指定ができます。

アッフィー

アッフィー:検索窓に通貨名を入れて検索するとすぐみつかりますよ

3.クォートを入手する

次にスワップ元のトークンの数量を入力しましょう。

スワップするトークンの数量を入力

入力すると「クォート(※)を取得中」という画面が表示されます。

※クォートとは・・・

クォートとは、メタマスクが複数の分散取引所(DEX)から自動で交換する通貨の「見積価格」のことをいいます。「市場でいくらで交換できるか」を事前に教えてくれる数字というわけです。

クォートを取得中と表示される

そして、しばらくすると、スワップ先のトークンの数量が自動で表示されます。

スワップ先の数量を自動で表示

4.ガス代を払ってスワップする

スワップに必要なガス代(手数料)が表示されますので、内容を確認します。

ガス代を確認

ガス代の内容がOKならば「スワップ」をクリックしましょう。

スワップをクリック

しばらく待ちます。

スワップの処理中

スワップが完了したら「閉じる」をクリックしてください。

スワップを完了し閉じるをクリック

5.スワップが完了したことを確認する

念のため、スワップがきちんとできているかを確認しておきましょう。

トークン」をクリックします。

「トークン」をクリック

スワップ先のトークンが表示されていればOKです。

スワップできていることを確認

もしスワップ先のトークンが表示されていないときは、以下の記事を参考にしてみてください。

メタマスクにトークンを追加する方法【入金が反映しない場合の原因と対処法】(準備中)

【スマホ】メタマスクでスワップする手順

続いてスマホでスワップする手順について図解します。

順番に見ていきましょう。

1.スワップ画面を開く

メタマスクを起動し、画面下のブルーのアイコンをタップします。

画面下のブルーのアイコンをタップ

画面真ん中の「スワップ」をタップしましょう。

スワップをタップ

すると、スワップの画面が開きます。

2.スワップしたいトークンを選ぶ

スワップ元が、今回スワップする「ETH」になっていることを確認してください。

スワップ元を確認する

次にスワップ先のトークンを設定します。

トークンを選択」をクリックしましょう。

「トークンを選択」をタップする

トークンを選ぶ画面が出ますのでスクロールしてスワップ先のトークンを探します。

スワップ先のトークンを探す

トークンがない場合は、検索窓にスワップ先のトークン名を入力して検索しましょう。

今回は「MATIC」と入力し、「MATIC」をタップして選択します。

検索窓にトークン名を入れて検索

3.クォートを入手する

スワップ先のトークンが設定できたら、スワップしたい数量を入力し、「クォートを入手」をタップしてください。

「クォートを入手」をタップ

しばらく待ちましょう。

しばらく待つ

4.ガス代を払ってスワップする

すると、スワップ先のトークンの数量が自動で表示されます。

同時にガス代の見積もりも表示されますので、交換レートおよびガス代を確認してOKならば、「スワイプしてスワップ」をスワイプします。

ガス代を確認し「スワイプしてスワップ」をスワイプ

さらに「スワップ!」をタップします。

「スワップ!」をタップ

再度、しばらく待ちましょう。

しばらく待つ

「トランザクションが完了しました」と表示されるので、「アクティビティを表示」をタップします。

「アクティビティ」を表示をタップ

5.スワップが完了したことを確認する

スワップが完了していることを確認し、左下のアイコンをタップしてホーム画面に戻ります。

スワップが完了していることを確認して左下をタップしてホームに戻る

念のため、スワップがきちんとできているかを確認しておきましょう。

トークン」をクリックします。

スワップ先のトークンを表示する

スワップ先のトークンが表示されていればOKです。

メタマスクでスワップできない場合の原因と対策

メタマスクでスワップできない場合の原因は次の3つが考えられます。

それぞれについて、原因と対処策を解説します。

スリッページの設定

メタマスクでスワップできない原因は、スリッページ(※)の設定が影響している場合があります。

※スリッページとは・・・

スリッページは、トークンをスワップするときに発生する「注文を出した時の価格と、実際にスワップしたときの価格差」をいいます。なぜこのような差が発生するかというと、暗号資産の価格が常に変動しているからです。

たとえば、1ETHをスワップして5,000MATICを受け取る見積りでスワップを実行したとします。

しかし、スワップが完了するまでに価格が変動し、実際に受け取った額が4,850MATICになる場合があります。

この5,000MATICと4,850MATICとの差がスリッページです。この場合の差、150MATICは3%に相当するので、スリッページ許容値を2%に設定していると、スワップが失敗することになります。

スリッページはデフォルトが2%に設定されています。

スワップできないときは3%、あるいは5%程度まで上げてみましょう。

ただし、スリッページ許容値を高くすると、想定よりも不利な価格でスワップするリスクがあるので注意が必要です。

【PCでスリッページを変更する方法】

メタマスクの中央にある「スワップ」をクリックしてスワップ画面を開きます。

スワップをクリック

スワップの画面で設定(歯車マーク)をクリックします。

スワップ画面で設定(歯車マーク)をクリック

最大スリッページを3%、あるいはカスタムに数値を入れて変更しましょう。

最大スリッページを変更する
【スマホでスリッページを変更する方法】

画面下のブルーのアイコンをタップします。

画面下のブルーのアイコンをタップ

画面真ん中の「スワップ」をタップしてスワップ画面を表示させます。

スワップをタップ

画面下の「最大スリッページ」をタップしてください。

最大スリッページをタップ

スライドさせて最大スリッページを変更しましょう。

スライドさせて最大スリッページを変更

これでスマホでのスリッページの変更は完了です。

ブロックチェーンの選択ミス

メタマスクでスワップをするとき、選んでいるブロックチェーンが間違っているとスワップができないことがあります。

例えば、イーサリアムのブロックチェーンでしか使えない暗号資産を、他のブロックチェーン(BNBチェーンやポリゴンなど)で使おうとすると失敗します。

スワップを始める前に、正しい暗号資産を選び、その暗号資産が対応するネットワークに切り替えているか確認しましょう。

【PCでブロックチェーンを切り替える手順】

画面左上の「ブロックチェーン」をクリックします。

切り替えたいブロックチェーンをクリックしましょう。

切り替えたいネットワークをクリック

左上の「ブロックチェーン」にカーソルを合わせるとブロックチェーン名が表示されます。

そのブロックチェーンの基軸通貨も表示されていれば変更完了です。

ブロックチェーンが切り替わったことを確認
【スマホでブロックチェーンを切り替える手順】

画面上部の「ブロックチェーン」をタップします。

画面上部のブロックチェーンをタップ

切り替えたいブロックチェーンをタップしましょう。

切り替えたいブロックチェーンをクリック

上部のブロックチェーン名が切り替わり、基軸通貨も表示されていれば変更完了です。

ブロックチェーンが切り替わったか確認

ガス代の不足

メタマスクでスワップできない3つ目の原因は、ガス代不足です。

ガス代不足でスワップできない

メタマスクでスワップする場合には必ずガス代(手数料)が必要です。

ガス代は常に変動しているため、ぎりぎりの数量しかないと、ガス代が足らなくてスワップできないこともあります。

ガス代が足らない場合は、スワップ元の通貨の数量を減らしたり、取引所で購入してメタマスクに送金したりしましょう。

アッフィー

時間に余裕があれば、ガス代が下がるのを待つのも一つの手段です。

メタマスクのスワップに関するよくある質問

ここでは、メタマスクのスワップに関してよくある質問に答えていきます。

以下で順番に見ていきましょう。

スワップするのに手数料はいくらかかる?

メタマスクでスワップする場合、ガス代とスワップ手数料の2つの費用が発生します。

①ガス代

スワップをブロックチェーン上で処理するために必要な手数料です。例えばイーサリアムネットワークでスワップをする場合、基軸通貨であるETHが必要になります。

②スワップ手数料

メタマスク支払う手数料で、ガス代の他にスワップ額の0.875%が必要となります。

ガス代を安くする方法は?

取引が少ない時間帯に処理すれば、ガス代は安くなります。

なので、時間に余裕がある場合にはガス代が安い時間にスワップしましょう。

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スワップとブリッジの違いは?

スワップはこれまで見てきたように、同じブロックチェーン上で、ある暗号資産やトークンを別の暗号資産やトークンに交換することです。

これに対し、ブリッジは異なるブロックチェーンの間で暗号資産やトークンを移動することです。

たとえば、イーサリアムチェーン上のMATICをポリゴンチェーン上のMATICに移動したい場合には、ブリッジ機能を使います。

スワップは暗号資産やトークンの種類を変える手段、ブリッジはその暗号資産やトークンを別のブロックチェーンに移動させる手段と覚えておくといいですね。

まとめ

メタマスクのスワップ機能を利用することで、簡単に暗号資産の交換が可能になります。

本記事では、メタマスクのスワップ方法と、その際の注意点について詳しく解説しました。

ここで、ざっとおさらいしましょう。

メタマスクでスワップするメリットは次の通りです。

一方、メタマスクでスワップする場合、以下のようなデメリットもあります。

また、スワップがうまくできない原因は以下が考えられます。

記事では原因とともに対処方法も紹介していますので、問題に直面した場合にはぜひ参考にしてください。

この記事を読むことで、スワップに関する不安や疑問が解消され、より快適にメタマスクを活用できるはずです。

暗号資産やトークンの交換をスムーズに行うために、ぜひ手順を確認してみてくださいね。

今回はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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